ニューヨークでのビジネス活動は非常に貴重な経験であり、同時にきつく、有意義で、私にとって挑戦的なものでした。まず「何がしたい？」という質問から始まりました。前例がなく真っ白のパレットにポンっと投げられ私は右も左も分からない状態でしたが、Dragonさんからご自身の事業について紹介があり、「何でもしていいよ」と言われました。私は自分の能力も経験もなく何ができるのか分からなかった為、提案していただいたことすべて（下記３つ）に挑戦しようと決めていました。

①NY最大級街フェスの計画・集客・マーケティング・イベント開催

②イベントやレストラン等の集客・マーケティング

③各種イベント参加、新しいMeet Upを作る

Dragonさんの元でのインターンシップは、仕事を与えられるのではありません。今どういった課題があるのかだけを教えてもらい、その中で自分は何をするのかを考えて決め、取り組みます。例えば、JAPAN Fesというイベントを開催するにあたり、集客のための告知が必要であるという課題があります。そのため私は、InstagramやFacebook、HP等を使って、いつどんなお店が出店し、どんな日本食を振る舞うのか、その日本食を知らないアメリカ人への説明文も考えて投稿していました。どんな言葉であれば彼らに刺さるのか、JAPAN Fesに行きたいと思わせられるよう考え、英語で文章をつくります。また投稿のためのフライヤーも作成します。どういったデザインが良いか、これまでの投稿も参考に、美味しそうに見える写真を選び、分かりやすくかつキャッチーなフライヤーをつくっていました。これはまだ抽象的な方であり、実際のインターンシップでは数字を見て分析もしていきます。

今後、会社に就職して経験するであろう仕事を大学生の内に学べる、それも日本の常識が通じないニューヨークという場所で、自分の価値観を都度更新しながら経験できるというのは本当に学びが沢山あり、自分の人生における分岐点になりました。

インターンシップでは、僕はJAPAN Fesというイベントの営業とマーケティングを担当していました。JAPAN Fes当日までの取り組みとして、InstagramやSNSなどで集客をしました。そして当日はFesに来てくださったお客様にインタビューもしたのですが、InstagramやFacebookを見て来た人が多く、その時に自分のやってたことが繋がる、マーケティングの面白さに気付きました。

社会に出た時にも同じような活動をすると思うので、この経験ができたことは役に立つと思います。またこの経験を通して、自分がどういうことにモチベーションを感じるのか気付くことができたので、それも今後活きていくと思います。「目標が無い若者」は多いと思いますし、僕もそちら側です。やってみないと分からない、とりあえず色々やってみようという思いで、営業とマーケティングを頑張りました。